『相羽完太郎』くん
東京生まれの相羽完太郎です。
魚と虫が大好きです。
荒谷さんの「戦う者たちへ」を読み、日本の現状や素晴らしい精神に驚き、母が教えてくれた「むすびの里」に来ました。
よろしくお願いします。
8月3日、定例の「むすびの里勉強会」が開催されました。
今回は、熊野市議会議員の久保智さんに「地方行政」について講話をしていただきました。
地方行政の抱える厳しい状況や制度上の負のスパイラルなど、数々の問題点と、また、そんな中でも頑張っている地方の取り組みなど具体的事例をもってわかりやすく説明していただきました。
「むすびの里」の活動は、いわば地方自治の中の住民自治を目指すものです。
明治以降、強力な中央集権化が進み、最近では市場の力が地方自治を侵食するようになりました。
このような構造的問題にどのように取り組むのか。
私たちの目指すのは、中央や地方の行政府に頼ることなく、また、市場の影響を排除すべく、住民自治の輪を広げることです。
財政や経済主体で物事を考えていたのでは、地方だけではなく国も滅びてしまいます。
私たちの祖先が築いてきた豊かな文化を守ることにこそ主眼を置くべきです。
自治の問題については、今後も主要なテーマとして取り上げていきたいと思います。
なお、今回の勉強会の内容は、仲間専用ページでご覧いただけます。
7月22日~25日、ドキュメンタリー番組のプレゼンターとして数々の賞を獲得しているTodd Sampsonさんが、オーストラリアの人気番組「Body Hack」で日本の武道を紹介するため、オーストラリアの番組制作クルーと共に「むすびの里」に取材に来ました。
日本の武道を理解してもらう為には、武道の歴史や、その背景にある神道などの日本文化の理解が重要性だということを説明し、熊野古道、楯が崎、鬼が城、花窟神社、飛鳥神社なども取材してもらいました。
また、熊野鬼城太鼓の皆さんに、「むすびの里」で太鼓の演奏をしていただいたところ、たいへん感激して取材してくれました。
「Body Huck」の番組放映は来年4月、その後「Discovery Channel」等で世界に配信されるとのこと。
熊野と日本文化を広く世界の人々に知っていただければ幸いです。
※7/21追記 講師とテーマを追加しました。
【第6回「むすびの里定例勉強会」】
日 時:令和元年8月3日(土)17:00~19:00
場 所:熊野飛鳥むすびの里
講 師:久保智さん(熊野市議会議員)
テーマ:地方行政について
懇親会:同日19:00~21:00
会 費:2,500円(当日支払い)
宿泊希望の方は、プラス1,000円で、宿泊&朝ご飯を準備します。
お申込みはこちらからお手続きください。
7月13日から15日、20名の方が参加した「日本の歴史と神話の勉強会」が終講しました。
今回の講習では、古事記の中から、次の3つについて講義しました。
1.日本人の宇宙観、自然観、人間観の根本理解となる「産霊(むすひ)」について
2.日本人の生命観、死生観、歴史観の根本となる「修理固成(おさめつくりかためなせ)」について
3.日本人の生き方、正邪の基準となる「直霊(なほひ)」について
限られた時間で、これらの重大な意義について理解をするのは容易ではありませんが、熊野飛鳥の在所共同体が持つ力と禊行を通じ、皮膚感覚で感じ取っていただけたのは何よりでした。
参加者の皆さんが、日本の伝統文化に感謝し、よりよい社会を創るための実践の契機になったのではないかと思います。