草地を開墾した畑の野菜が育ち、実りを戴けるようになりました。
カボチャ
在所共同体の生活は、その土地の自然風土、産土神達(土地のエネルギー)、歴史と未来、祖先と子孫、全ての生き物と一体となって生きる日々です。
その土地の歴史を継承し、未来を創造するため、その土地の生命活動に加わり、自然と人々が一体となって生を全うします。
在所共同体の生命活動は、人間が地球そして宇宙の生命活動に参画するものです。生を頂戴し命を育む日々に感謝です。
7月13日から15日、20名の方が参加した「日本の歴史と神話の勉強会」が終講しました。
今回の講習では、古事記の中から、次の3つについて講義しました。
1.日本人の宇宙観、自然観、人間観の根本理解となる「産霊(むすひ)」について
2.日本人の生命観、死生観、歴史観の根本となる「修理固成(おさめつくりかためなせ)」について
3.日本人の生き方、正邪の基準となる「直霊(なほひ)」について
限られた時間で、これらの重大な意義について理解をするのは容易ではありませんが、熊野飛鳥の在所共同体が持つ力と禊行を通じ、皮膚感覚で感じ取っていただけたのは何よりでした。
参加者の皆さんが、日本の伝統文化に感謝し、よりよい社会を創るための実践の契機になったのではないかと思います。
仲間の伊藤三輝君のお爺さんが、手作りの檜風呂&杉風呂を「むすびの里」に寄付してくれたことがきっかけで、「むすびの里」露天風呂プロジェクトが立ち上がりました。
とはいっても、何しろ資金がないものですから、地元の皆さんのお手伝いと仲間の皆さんのよびかけによる募金によって実現したものです。
お風呂の燃料は薪。
本日、ついに薪窯に火をいれました。
火入れをしてから1時間、湯量1000リットルの檜風呂をお湯で満たすのに30分、きれいなお湯が張った檜の露天風呂にみんなで入りました。
奇麗な新緑を眺め、大又川の川の音を聞きながら入るお風呂は最高でした。
まさに、多くの方たちの「むすび」の力でできた「熊野飛鳥むすびの湯」!
御恩に感謝し、多くの方に入っていただきたいと思います。
皆さん!「熊野飛鳥むすびの湯」にどうぞおいでください!
なお、小野さん、小牧さん、葛城さん、宮本さんが呼びかけ人となって活動している「露天風呂募金」は、締め切りが8月末までとのことです。