輝生会とメキキ・ユニバーシティの講演を終えて熊野に戻りました。
講演を通じ、岩森久仁子様、出口光様をはじめ素晴らしい方達との産霊(むすび)のご縁を頂戴しましたことに誠心より感謝申し上げます。
志を高く、力を合わせて正しい日本を創り為し、万物万象の弥栄に力を尽くして、人生を全うしましょう。
6月26日(水)の東京での講演のお知らせです。
『第34回輝生会 ~心身共に健やかに輝いて生きるための学びの会~』
日時:令和元年6月26日(水)13:30~16:00
場所:(株)玄米酵素東京支社4F エコロホール
東京都墨田区両国3-24-10 第二酵素ビル
参加費:2,000円 (資料代込)
チラシのPDFファイルはこちらです。
以下の要領で講演会を開催します。
『荒谷卓講演会 サムライ精神を復活せよ!~君民一体の國 日本~』
日時:令和元年7月7日(日)13時30分~16時
場所:生田神社会館4階(兵庫県神戸市中央区下山手通1-2-1)
主催:日本会議兵庫女性の会 事務局
詳細:こちらのPDFファイルをダウンロードしてお申込み先などご確認ください。
よろしくお願い致します。
以下の要領で、おやじがメキキ大学(ユニバーシティ)で講演します。
『メキキユニバーシティ第12回 武道編 武を極める』
日時:令和元年6月27日(木)午後6時~9時半
場所:梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野2-6-14)
詳細:メキキユニバーシティ【武を極める】
講演会には複数の講演者が参加します。プログラムなどよくご確認ください。
<span style=”color: #ff0000;”>※武道合宿については、4/15時点で定員に達したため、受付を終了しました。</span>
御即位を祈念して、以下のように武道合宿を開催します。
期日:5月2日(木)14:00~5月6日(月)11:00
対象:12歳以上の男子・女子
内容:荒谷流武道(講義及び体術、剣術、杖術、短刀術等)と禊
*講習期間内に田植え作業あり
参加費:25,000円/1人(滞在諸経費含む)
定員:20名
申込:コチラよりお申込ください
締切:4月20日(土)
なお、申込はご入金を以って受付となりますので、予めご了承ください。
開催間近ですが、おやじ荒谷の講演会のお知らせです。
続く、懇親会のお知らせ
◇会費:4500円
◇参加者数:30名まで
よろしくお願い致します。
以上
締め切り(2月1日)が近づいてきました。
是非多くに皆さんに参加してもらいたく、最終案内を致します。
日程:2月9日(土) 14:00~2月11日(月)12:00
9日(熊野飛鳥むすびの里集合)、11日(橿原神宮解散)
※熊野駅までの送迎あり。
※11日橿原神宮解散後に熊野まで戻りたい方はお送りいたします。
内容: 9日14:00~16:00 ガイダンス、むすびの里案内、飛鳥神社参拝
16:00~17:00 神武東征の講義
18:00~ 懇親会
10日09:00~12:00 神武建国の講義
14:00~17:00 天皇と国民についての講義
11日08:00~12:00 橿原神宮参拝、神武天皇御陵参拝
お申込みや詳細は、以下のブログをご覧ください。
『むすびの里講習会:「神武建国の意義」講義と、「橿原神宮参拝」』
以下、荒谷卓の新本「サムライ精神を復活せよ」から
【日本 建 国 の 理 念 と 継 承】
伝統文化の起源─神武天皇の建国宣言
日本において、共助社会と共生文化はどのように育まれてきたのでしょうか。
日本神話にある、神武建国の物語を見てみましょう。
初代神武天皇が奈良の橿原(かしはら)に都を開くにあたり、人々が睦まじく和する社会を理想として、その国の名を「大和」としました。
その時の神武天皇の国民への呼びかけは、「橿原建都の詔」として『日本書紀』に記されています。
夫(そ)れ大人(ひじり)の制(のり)を立つ
義(ことわり)必ず時に随(したが)ふ
いやしくも民(おおみたから)に利(くぼさ)有らば
何ぞ聖造(ひじりのわざ)に妨(たが)わむ
且(また)まさに山林を披き払い(ひらきはらい)
宮室(おおみや)を経営(おさめつくり)て
恭(つつし)みて寶位(たかみくらい)に臨み
以て元元(おおみたから)を鎮(しず)むべし
上は即ち乾霊(あまつかみ)の國を授けたまう徳(うつくしび)に答え
下は即ち皇孫(すめみま)の正(ただしき)を養ひたまえふ心を弘めむ
然して後に六合(くにのうち)を兼ねて以て都を開き
八紘(あめのした)を掩(おお)ひて宇(いえ)と為(せ)むこと
亦(また)よからずや
夫(かの)の畝傍山(うねびやま)の東南(たつみのすみ)
橿原の地を観れば蓋(けだ)し國のもななか
治(みやこつく)るべし
「夫れ大人の制を立つ義必ず時に随ふ」とは「人が定める社会の制度や法は、地域風土や自然気象、そして時々の人々の実情に鑑みたものでなくてはならない」ということです。社会の規範や制度が、支配者の自己本位の意志を強要するものであったり、特定の思想を法の強制力をもって強制してはならないのです。
すでに述べたとおり、「のり」は、「祈り=意を宣る」からきており、集団で祈りを唱える「祝詞」が、「のり(法)」でした。つまり、日本人の法概念は上からの強制ではなく、人々の合意された意思が「のり(法)」なのです。そして、人々の思いを「しろしめす」天皇が宣(のべ)るお言葉、すなわち「みことのり」こそが日本人にとっての最高法規です。
そしてまた、人間は自然の一部であって、自然の摂理の中で子々孫々にわたり生成を繰り返しています。したがって人間社会の制度や法も、自然の摂理に従うことが正しいとする『古事記』冒頭の考えを反映しています。
自然の摂理とは、日本神話の中では、宇宙創元の天御中主之神、高皇産霊神、神産霊神の造化三神をはじめとする神々の御心の継承です。
人が定めた制度や法を普遍的、絶対的なものとすると自然の摂理に反するおそれがあります。だから人間は、自然に対して謙虚さを忘れず、自然の中の分をわきまえなくてはならない、ということです。
では、何をもって正しいことの基準とするかといえば、「民に利有らば、何ぞ聖造に妨わむ」と記しています。つまり「民が幸福であれば、それは神の意(自然の摂理)に沿うものだ」と言っています。もちろんこの場合の「民」とは集団としての民「在所共同体」です。民を「おおみたから(大御宝)」と大和言葉で読むことで、いかに民を大事にしているかがわかります。日本の建国の目的は「国民を幸せにすること」です。
「恭みて寶位に臨み以て元元を鎮むべし」は、民が安心して心を静めて暮らせるように、天皇の御位に臨まれることの御自らの決意と御責務を述べています。
「上は即ち乾霊の國を授けたまう徳に答え」は「天皇は天津神から命じられた民を幸福にするという御責務を果たす」ということです。これは、大変な重責を自らに負わせたわけです。国家の長たる天皇は、国民の幸福の全責任を負うことを神にお誓いになったわけです。ですから、ご歴代の天皇は、国民が不幸になるようなことがあれば、それが天皇の大御心に反した、時の権力者によるものだとしても、さらには地震や津波などの自然災害のよるものだとしても、すべてが自分の責任であるとして御自らを責め、全身全霊で国民の幸福を回復するためのご努力なさいました。
「下は即ち皇孫の正を養ひたまえふ心を弘めむ」は「国民は、天皇の心と一つにして、君民一体となって徳を実践しよう」ということでしょう。
天皇陛下がいくら模範を示しても、下々がその模範を見習わなければ、社会はよくなりません。国民がいかに伝統文化を体現して共助的に生きようとしても、国や社会のリーダーが利己的で実益主義では、やはり社会はよくなりません。上下の者の努力があってこそ、社会はよい方向へと向かいます。君民一体の日本の国柄は、天皇と国民が心を一つに共生共助の努力を怠らないことに意義があるのです。
「然して後に六合を兼ねて以て都を開き八紘を掩ひて宇と為むこと亦よからずや」は「そのように天皇と国民が共に努力することで、国全体を一つの家(家族)のような社会として創り為そうではないか」と国民に呼びかけ、大和の国の中心の橿原に都を開こうというのが、神武天皇の建国宣言です。
国民の幸福を祈る天皇に国民が心を寄せ、天皇を中心に国民が心の絆で一体となり、国民の幸福を国民の力で作り為していく共生共助共栄の社会です。この神武天皇の建国宣言が、私たち日本人が育んできた和の伝統文化の起源です。
「おやじについて」ページに動画を追加しました。
神谷宗幣さんが代表を務めるイシキカイカク株式会社の運営するCGS(Channnel Ground strategy)で公開している、おやじとの対談動画を、「おやじについて」ページに追加しました。
その1からその4までありますが、その4ではむすびの里の設立について言及しています。
是非ご覧ください。