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カテゴリー: 活動報告

春のキャンプ教室終講

3月29日~31日にかけて、むすびの里キャンプ教室を開催しました。
飛鳥の子供と東京の子供たちがテント生活で3日間共に暮らしました。

29日。
先ずは、テントの設営から。初めてのテント泊の子もいましたが、みんな立派にテントを張りました。
テントを張ったら、夕飯の準備。ご飯は飯盒炊飯とカレー。箸づくりや火起こしも自分たちで。
バーベキュー場で、美味しいご飯をいただきました。
夜はテントで爆睡。朝方寒くて目が覚めた子も。

30日。
昨日作っておいたおにぎりで朝食。
午前中は、歩測で距離を測り、コンパスで方向を確認。山の中でもちゃんと方向と距離を維持できることを確認しました。

午後は、ロープ・ワーク。もやい結びなどできるようになりました。

夜は、地元の猟師さんが獲った鹿肉の丸焼きとアユの串焼き。とっても美味しい食事でした。
夜は雨の中テント泊。

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31日。
食事は毎食、食前感謝と食後感謝を皆で唱和。
「朝宵にもの食うごとに豊受の神の恵みをおもえ世の人。ごちそうさまでした。」
テントをかたずけ、使った場所を掃除して終了。
大又川で冬眠していたサワガニも見つけみんなで遊びました。

皆さんご苦労様でした。
それぞれいい思い出ができたと思います。

むすびの里の「みことのり」講習会終講

3月21日~24日まで開催した「むすびの里の『みことのり』講習会」が終講しました。
高校生から69歳の方まで、また、ご夫婦での参加も4組、計14名の参加をいただき終講いたしました。

今回の講習会では、日本史を「みことのり」の視点から講習しました。
日本は、万世一系の天皇をいただく世界でもっとも歴史が長い国、と言われますが、多くの方が、それを概念的あるいは形式的にとらえているのではないでしょうか。
しかし、神勅から御歴代天皇の「みことのり」を一つひとつ読めば、すべての天皇様が、皇祖皇宗の御意志を継承し、おおみたから(国民)の慶福を自らの御使命として全身全霊を傾けてきた歴史が具体的にわかります。
国民の側もまた、こうした天皇の大御心に対し、少しでも報いたいという高貴な「報恩感謝」の精神文化を持っていたからこそ、日本は君民一体であらゆる国難を乗り越え弥栄の道を進んで来れました。
このことが、参加した皆さんに伝わったことは何よりでした。
「天の下に一つの家のような国を創り為す」という神武建国の崇高な理想に向かい、一人一人が日々努力する。
できるかできないかなどという合理的な判断ではなく、それが正しいから一歩でも進めるように努力する。
これが、日本人の美しい生き方です。

また、研修期間中に、四半世紀にわたり熊野古道の整備や研究に取り組んできた「熊野古道の語り部」三石学さんの案内による熊野史跡研修も執り行いました。
私たちが気が付かずに通り過ぎてしまうような小さな歴史の遺跡を、丁寧にわかりやすくご説明いただき、参加者全員、熊野の歴史に感銘を受けました。

講習会の最後は、有志の皆さんによる「禊行」。
まだまだ、朝の気温は2度。瀬織津姫(せおりつひめ)が坐す様な大又川の速川之瀬の中で「禊」し、清く明るく正しく直き気持ちになりました。

講習会の中日には、菅家一比古先生の率いる「美し国」の皆様や、飛鳥の地元の皆様との合同懇親会も開催しました。
『むすびの里』では、このように、多くの方たちの「むすび」を創り、よりよい社会の創造の輪を広げてまいります。

「おやじについて」のページに、CGS 対談 神谷宗幣 荒谷卓 【第140-2回】『お金にはかえられない価値を見出す、「むすびの里」』の動画を追加しました

※3/16更新 【第140-2回】分追加
※3/12作成 【第140-1回】分追加

おやじについて」のページに、CGS 対談 神谷宗幣 荒谷卓 【第140回】の動画を追加しました。

昨年末に続いて2回目、むすびの里代表として初めての対談です。

昨年1回目の対談動画のリンクも掲載しておりますので、合わせてご覧ください。

シェアなどご協力お願い致します。

以上

韴霊道場改修記念演武会終了

桃の節句の3月3日、韴霊道場の改修記念演武会を開催しました。
朝からの雨にもかかわらず、演武者約20名、見学者は60名以上の方がお出でになりました。
演武に先立ち、藤紀流2代目家元 藤紀実身さんによる舞の奉納、ブルガリア出身のEva Kritskaさんによる詩舞の奉納をしていただきました。
演武には、明治神宮至誠館門人や熊野の友好道場紀州熊野合気会鮒田道場の皆様も応援に駆けつけていただき演武を奉納してもらいました。

演武の後の武道講習会には多くの方が参加し、呼吸法をもとにした基礎稽古をしました。
皆様ありがとうございました。

今月から、毎週水曜日15:30~16:30の子供の稽古と、17:30~19:00の大人の稽古を始めます。
初心者からベテラン、子供から高齢者、男女国籍を問わず皆さんどうぞ稽古においでください。

参加募集:第2回むすびの里勉強会

3月2日、「第1回むすびの里勉強会及び懇親会」を開催しました。
地元の方達はもちろん、関東・関西・信州さらには海外からも参加してもらいました。ありがとうございました。

「第2回むすびの里勉強会」は、以下のように開催します。

日時:4月6日(土)17:00勉強会 19:00懇親会
場所:むすびの里
懇親会費:2,500円
申込こちらのフォームに入力してください。

テーマは、政治、経済・金融、医療、芸術、防衛・安全保障、地域活性化、文化・伝統、神話等広範囲に及びます。
どなたでも参加できます。

どうぞ、奮ってご参加ください。
遠くからおいでの方は、むすびの里で宿泊もできます。
申し込みの時にお知らせください。

むすびの里講習会「神武建国の意義と橿原神宮参拝」終講

2月9日~11日、「むすびの里」及び橿原で開催した「むすびの里講習会『神武建国の意義と橿原神宮参拝』」は終講しました。
福岡から参加していただいた床嶋君、徳島から参加の竿本さん、東京から参加の山田君、神戸から参加の山田さん藤波さん、大阪から参加の吉田さん三木さん、ありがとうございました。
共に、日本の建国について語り合えて充実した時間を過ごせました。

講座の様子

また、建国記念日には、畝傍山の神武天皇御陵と橿原神宮に参拝しました。
今、私たちが、日本国民として睦会えるのは、神武天皇の橿原での大和建国があったからです。
神武建国がなければ、いったいどうなっていたでしょうか。

心から、神武天皇の偉業に感謝し恩に報いたく祈りを奏上してまいりました。
神武建国の御恩に対し、私たちにできることは、

八紘(あめのした)を掩(おお)ひて宇(いえ)と為(せ)むこと亦よからずや
謹解:天の下に人々が共に生きる一つの家のような国家を力を合わせて作りましょう

という神武天皇建国の思いを、わが心として、その実現に日々力を尽くすことだと思います。

神武天皇御陵にて

高橋政恵さんには、プロジェクターをお貸しいただき、大変助かりました。ありがとうございました。

裏山を散策

おやじの新書発売のお知らせ

この度、「サムライ精神を復活せよー宇宙の屋根の下に共に生きる社会を創る/荒谷卓著」が、並木書房から出版されます。
おやじこと荒谷卓が、自衛隊に30年、明治神宮に10年、一貫した目的で生きてきた結果、なぜ「熊野飛鳥むすびの里」を創設したかがわかる本です。
近日中に書店、ネット上での予約が開始し、2月5日からはamazonで販売開始となります。

以下、新書の「はじめに」から抜粋。


私は、平成20年に自衛隊を辞職し明治神宮に奉職しました。そして自衛隊での体験を総括し自らの生き方を確認する意味も込めて、『戦う者たちへ』を発表しました。

本書『サムライ精神を復活せよ』は、武道場館長としての10年間の体験を踏まえ、あらためて自らの生き方を内省し、今生において私が同志と共に為すべきことを整理したものです。

私は「至誠館」での10年間、武道を通じて日本の伝統的精神文化を国内外の人々に発信し、いま世界が必要とする崇高な価値観があることを伝えてきました。とくに海外での手ごたえは想像以上のものがありました。その一方で、せっかく世界の人々が日本の精神文化の価値観に気づき関心を持ってくれているのに、当の日本人が自分たちの文化を忘却し自覚できないばかりか、戦後は卑下する傾向さえあります。
そうした日本人に、今いちど日本文化を再考し、よりよい社会の創造に取り組んでもらいたいとの思いで本書を執筆しました。
私の文章は論理的ではなく感覚的なので、真意がうまく伝わらないのではないかと危惧していましたが、前著『戦う者たちへ』を発表したことで、多くの敬愛すべき同志と知り合うことができました。これは、私の人生にとってたいへん幸せなことでした。
私は 一武人であって、神道、哲学、社会学について学術的に論証することはできませんが、それでもこの原稿を公にするのは、同志とともに夢を実践したいという強烈な思いがあるからです。

本書は五つの章から成ります。

第一章「学び─自分の成長を実感する」では、問題意識の所在と人間の成長について論じています。

第二章「中心と循環─産霊(むすひ)の思想」では神道について

第三章「強さと道義」では武士道について

第四章「伝統精神を継承する」では社会思想と歴史について書きました。

第五章「和する社会を取り戻す」では全体のまとめと生き方について述べています。

願わくば、まだ見ぬ同志の笑覧をいただき、私たちが目指す「宇宙の屋根の下に共に生きる家族のような社会を創り為す生きざま」に共鳴していただきたいものです。

自衛官合宿終了

12月24日~30日の間に開催された自衛官合宿が終わり、60名の参加者全員、大きな成果を持って帰路につきました。

合宿の最後には、地域への奉仕活動として、県道52号線から七里御浜を眼下に見る長尾山に至る林道の清掃奉仕。

最後の宴は、その日の朝、熊野灘で捕れたワラサとカツオ、さらに赤倉水産のアマゴで杯を交わし、仲間の絆を確かめ合いました。

これで、国の守りは大丈夫!

自衛官合宿の中日に、大又川で禊をしました。
ここ熊野市飛鳥町小坂の寒さは厳しいですが、参加自衛官の強い希望で体の感覚がなくなるような冷たい水の中、「大祓の詞」を全員で奏上しました。
清々しい禊でした。

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何かをやろうと思い立ち、あるいは、自分が正しいと信ずることを遂行しようとしても、最初から最後まで万事うまくいくことはありません。数々の障害にぶち当たり、時には何かを犠牲にしなくては前に進めない状況に出くわすこともあります。
自分より強い相手が自分の進路に立ちふさがれば、自分の意志を放棄するか、負けを覚悟で戦わなくてはならないこともあるでしょう。たとえ覚悟ができて戦っても、その覚悟が一時の興奮であったり、他者から命ぜられたものであれば、戦いの最中に何のために戦っているのかわからなくなってしまうことすらあります。
どんな状況にあっても冷静に考え、適切な判断が下せ、身体が自由に動くようにするためには、事前に自分が守るべきものをしっかりと定め、それ以外のものは捨てても悔いのないような心境になっていることが重要です。
そんなときに役に立つのが禊です。武士が朝夕に禊をしたのは、常にそのような心境でありたいと考えていたからです。
冷たい水に身をさらすことは、自分の強さと弱さに対峙することであり、自分自身の内省につながります。自分の考えは本当に正しいといえるのか、身を削いで自問し、自らの内にある
「直霊(なおひ)」に問うのです。
「そんなつらい思いをするならやめる」という程度なら、最初からやる価値がないか、本気でやる気がないのです。
身を削ぐような冷たい水に身をさらし、「直霊」に問いかけて、自分の思いを成し遂げようとすることに確信を得たならば、迷わず毅然として実行に移します。自らの雑念を禊みそいで「直霊」を発露し、神々に近づいた心境の自分でいれば、自分はもとより、周りの人々や、時には敵対する人さえも清々しい気持ちにさせます。