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カテゴリー: 活動報告

むすびの里「田んぼ、畑、山の仕事の体験講習」終講

6月8日(土)~9日(日)、むすびの里で「田んぼ、畑、山の仕事の体験講習」を実施し、多くの方にご参加いただきました。

初日には、むすびの里の草刈り、畑仕事、伐採した枝のかたづけなど。

二日目は、飛鳥町の庚申さんの周りと休耕田の草刈りでした。

講習といっても、実際に野良仕事をするだけですが、皆さん本当に熱心に仕事をしていただきました。
ご苦労様でした。

日本全国そうであるように、飛鳥にも多くの休耕田があります。

もちろん、皆さん、田んぼをしたいのですが、よる年には勝てず、やむなく耕作をあきらめている休耕田。
本来ならば、今の季節は青々と稲が輝き、美しい日本の田園風景が見られるはずのところが、外来種の草がぼうぼうで見苦しい景観をなしています。

私は、先ずは飛鳥の休耕田をすべて、青々した美しい田園に復活させたいと思います。
そして、日本全国の休耕田を、元通りの田園に復活させることが、日本復活の手掛かりになるように思います。

人々が睦会い、自然と一体となり、先祖の足跡を継承する、そこに日本文化の実があるのではないでしょうか。

第4回むすびの里勉強会終了

地元の人を中心に、東北、関東、関西各方面から30名を超える参加者の中
むすびの里代表の荒谷卓が「日本の防衛」について

1 守るべき日本とは
2 戦後日本の防衛政策の歴史と現状-自衛隊創設から現在まで
3 何から何を守るのか

という流れで、プレゼンテーションしました。

プレゼンテーションは、仲間の皆様が全編ご覧になれるように動画を準備いたします。
是非、ご覧ください。

勉強会後の懇親会も、飛鳥猟友会会長の桒原さんがその日に仕留めた鹿と猪料理で大盛況でした。

春の禊と武道合宿の参加感想文

5月2日~6日に開催した「春の禊と武道合宿」に参加した中学生の新井ゆきさんが、感想文を書いてくれましたので紹介します。

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「ヒサ、おっきい・・・」
私が熊野に行って一番驚いたのは、そこである。人懐っこくてカワイイ子犬だったヒサが、3ヶ月のうちに滅茶苦茶成長していた。精悍な顔立ちでとてもカッコよくなっていて、正直かわいげが減ったような気がしたけれど、やっぱり大好きで癒される。甘えっ子でよく人に懐くところと、賢いところは健在で安心した。ヒサのヨダレだらけになった私の道着がその証拠である。
その他に、この春の武道合宿で特に思い出深かったことは三つある。
一つ目は、多くの人とのコミュニケーションだ。私は初対面の大人にはあまり愛想がいい方ではないと思う。親しくなった後はともかく、初対面の時は何処かぎこちなくて、あまり積極的に話さない。しかし、合宿に参加している人はみんな面白かったり、優しかったりする人が多くて、大声で挨拶をしたりするのもすぐに戸惑いなくできるようになった。みんなで食事のお手伝いや稽古をしたことで連帯感も強まったし、皆さんが料理をしてくれたり丁寧に技を教えてくれたりするので、感謝の言葉が活発に交わされていて、とても良いプラスの人間関係があると思った。ヒサとも沢山遊んで、都会では体験できないのんびり素朴な時間も過ごせた。
二つ目は、理合の深さと稽古だ。 手首を掴まれたり、大人の木刀を受け止めたり、力の強さも、技のキレも違う、大人との稽古は疲れたけれど、荒谷先生の話は興味深くて稽古はとても面白かった。技のコツや、力の入れ方を丁寧に教えてもらったので、知らなかった複雑な技でもきちんとやれたのだ。また、今までなんとなくで済ませてきた理合いの概念もきっちりと知ることができて、今まで以上に力任せではない、効く技が出来たと思う。大人の中に混じってやったのも初めてだったが、その分高レベルで多くのことを学べた。最後には荒谷先生に基本立ちを受けていただいて、自分の改善点を認識出来たし、何よりも型を完全に覚えられたので嬉しかった!根本的な力の込め方や基本的な構えのコツをたくさん教わったので、合宿でやっていない技にも応用できると思う。
三つ目は、初めての禊だ。川の水は昼でも冷たかったのに、初めて朝に入った時は冷たすぎてピリピリ痛みを感じるほどだった。しかし、禊に行くまでの過程が面白い。岩を登り降りするのは楽しかったし、鳥船の歌は独特の節が面白く、以前から好きだった。もちろん、入水して祝詞を奏上したり雄叫びをやるのも、身も心もすっきりとして気持ちよかった。禊ぐ、と祓うということの違いを今まで知らなかったが、どちらも心がスッキリして、気持ちが良いのは同じだ。個人的には自身の力で身を清める禊の方が好きなので、何か悩み事があってモヤモヤしている時には、シャワーの水をかぶって、自らを禊いでみようと思う。
今回の合宿で、不明瞭だったところや気にかけていなかった理合の概念、神話など、様々なことを学べた。そういうことを学べることだけでなく、大自然に触れ合って、都会では感じることのできない自然の中にいる安心感を抱けたり、皆さんとの心の交流ができる「むすび」の機会が溢れているところが、この「むすびの里」の良いところなのだと思う。私は現在5級で、年齢に比べてまだまだ未熟なのが悔しいし、もっと極めておきたいので、6月の昇級試験では飛び級を狙う!この合宿で学んだことを活かすのはもちろん、自然の中で祓い、禊いだ心で、真剣に武道と向き合っていこうと思う。

第4回「むすびの里定例勉強会」のお知らせ

5月11日(土)、第3回「むすびの里定例勉強会」を開催しました。
今回は、熊野市議会議員の久保智さんに「日本の漁業」というテーマでお話しいただきました。

その中で、昨年12月、国会で可決成立した「漁業法の改正」について、その問題点を説明されました。
いわゆる、漁業のグローバル化による伝統漁業の破壊と市場化です。

昨年、「漁業法の改正」と合わせて「水道法の改正」「種子法の改正」が極めて短い議論で可決成立しました。
日本国土の水資源、稲作をはじめとする農業、そして漁業という、日本の文化を支える支柱をすべて破壊することになる極めて重大なる決議でした。
にもかかわらず、国民の目を背けるためにメディアはスキャンダル報道で隠蔽し、米国と国際市場の要求を政府は推し進めたのです。

このような売国的行為を推し進める政府に対し、日本国民は羊のような沈黙状態です。
私たちの祖先の努力を投げ捨て、子孫の未来を奪い取ることを黙認しているのが現状です。

むすびの里定例勉強会では、このような世界や日本の現状の問題点を専門家の意見を聞きながら共有し、いかに豊かな未来を創るかについて考えてまいります。

次回のむすびの里定例勉強会は、以下のように開催いたします。
是非、ご参加ください。

 

【第4回「むすびの里定例勉強会」】

日 時:令和元年6月1日17:00~19:00
場 所:熊野飛鳥むすびの里
テーマ:日本の防衛
講 師:荒谷卓

懇親会:同日19:00~21:00
会 費:2,500円(当日支払い)
宿泊希望の方は、プラス1,000円で、宿泊&朝ご飯を準備します。

お申込みはこちらからお手続きください。

御即位記念:春の禊と武道合宿終了


【大又川での禊】

5月2日~6日の間、開催した「御即位記念:春の禊と武道合宿」が終講しました。
令和の御代の幕開け。日本各地から老いも若きも、また各種武術家のみなさん32名が参加いただき、素晴らしい「むすび」のご縁をいただきました。


【文化研修「玉置神社」の「神代杉」】

日本の「武」の字は、やまとことばの「ム」に充てた漢字。
「ム」は「産霊(ムスヒ)」の意味。
つまり、日本の「武」は、創造、生成、発展、無窮の意味です。
真の平和は、敵対者をも包容同化し、共生へと導く「武」の発揚によってもたらされるものと考えます。


【むすびの里裏山の「磐座」の前で】

そして、それはまた、天皇陛下の大御心に副い奉る道でもあります。
初代天皇のおくりなを「神武」とした所以です。

このような「武」について、参加者の皆様と共に「武」の修練探求の時間を共有できたことは、幸せなことでした。

次の、「むすびの里武道合宿」は、8月9日~13日です。多くの方々との「むすび」を楽しみにお待ち申し上げます。


【韴霊道場での集合写真】

御代替わり奉祝・自衛官春合宿終了

10連休の真っただ中、「日本人として日本を守る」。
その思いにみなぎる有志自衛官が、平成の最後の日まで知恵と大丈夫の気概を磨いた合宿が終了した。

終夜訓練を終了した平成31年4月30日、神武天皇上陸聖跡地である熊野市楯が崎に行軍し、神武天皇東征の息吹を体で感じ取る。

その後、むすびの里に戻り、今上陛下の、最後の「おことば」を全員で拝す。

明けて、令和元年5月1日は、禊行で始まる。

朝夕に神の御前に禊してすめらが御代に仕えまつらん
遠つ神固め修めしおおやしま天地共に永久に栄えむ
天津神国津神たちみそなわせおもい孟びてわがなすわざを

この禊歌が、真心に共鳴した禊であった。

御代替わり奉祝の心を込めた素晴しい合宿だった。

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自衛官春合宿始まる

御代替わり奉祝・自衛官春合宿が始まりました。
私たちは、今上陛下のしらす平成の御代に、心からの感謝を込めて
平成の最後まで、防人としての大丈夫を磨き続ける目的で本合宿を始めました。

今上陛下の大御心に副い奉るべく、先ずは地域の奉仕活動から。


飛鳥神社の清掃奉仕


田んぼの草刈り

主権、領土、国民などという近代西欧国家が定義づけた薄っぺらな概念ではなく
和の文化を守ることに力を尽くすのが、日本の武人の本分。

ここに集う自衛官こそ、日本の武人として文化を継承し体現できる真の防人です。

キャンプ&サバイバル講習会の感想文

3月29日~31日に開催した「キャンプ&サバイバル講習会」の感想を参加者の加藤花さんが送ってくれたので、ご紹介します。

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『講習会で学んだこと』
加藤 花
 3/29~31までの3日間は、私にとってとても有意義であり貴重な経験になりました。中でも、2つのことが印象に残りました。
 1つ目は、「歩測のとり方」についてです。歩測は、自分の歩幅を使って〇〇㍍で〇歩と数えます。私は、測るたびに歩数が違く、同じにするのが難しかったです。最後の日に、御神体を観に山に入って数える時に、奈海先生に近い㍍で測れていたのが嬉しかったです。しかしこれが、普段から活用できたらとても便利だと思い、もっと普段通る道でもやってみようと思いました。そこで、熊野から帰る途中の(新宿駅から自宅まで)の歩測を採ってみました。自分で、数えたら3キロ、Google Mapで調べたら2.8キロと思っていた以上に誤差が少ないことに驚きました。だから、この歩測は普段から測っておくと震災が起きたときに歩いて帰ると、どのくらいで着くのか分ってとても便利だと気づきました。だから、これからいろいろな距離を測ってみたいと思います。そして、もしものときの防災として活用したいです。
 2つ目は、「人との関わり」についてです。2日目の夜に集落の方々を呼んでみんなで、鹿肉や鮎を焼いて食べました。そのとき、集落の方々は他所から来た私達をすぐに快く受け入れてくださいました。昔の話や熊野の話をしてくださってすぐに打ち解けたように思えました。このとき、私は人が生活できるのは周りからの助けや協力があるからだと気づきました。また、人と関わっているからだと思いました。だから、これから人との関わりを大切に生活していきたいと思います。
 このキャンプで私は、まだまだたくさんのことを気付かされ学ぶことができました。これから、もっとたくさんのことを経験して考え方を拡げていきたいです。
最後に、おやじさんをはじめ今回のキャンプに関わってくださった皆さん、貴重な機会を与えてくださり本当にありがとうございました。

春のキャンプ教室終講

3月29日~31日にかけて、むすびの里キャンプ教室を開催しました。
飛鳥の子供と東京の子供たちがテント生活で3日間共に暮らしました。

29日。
先ずは、テントの設営から。初めてのテント泊の子もいましたが、みんな立派にテントを張りました。
テントを張ったら、夕飯の準備。ご飯は飯盒炊飯とカレー。箸づくりや火起こしも自分たちで。
バーベキュー場で、美味しいご飯をいただきました。
夜はテントで爆睡。朝方寒くて目が覚めた子も。

30日。
昨日作っておいたおにぎりで朝食。
午前中は、歩測で距離を測り、コンパスで方向を確認。山の中でもちゃんと方向と距離を維持できることを確認しました。

午後は、ロープ・ワーク。もやい結びなどできるようになりました。

夜は、地元の猟師さんが獲った鹿肉の丸焼きとアユの串焼き。とっても美味しい食事でした。
夜は雨の中テント泊。

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31日。
食事は毎食、食前感謝と食後感謝を皆で唱和。
「朝宵にもの食うごとに豊受の神の恵みをおもえ世の人。ごちそうさまでした。」
テントをかたずけ、使った場所を掃除して終了。
大又川で冬眠していたサワガニも見つけみんなで遊びました。

皆さんご苦労様でした。
それぞれいい思い出ができたと思います。

むすびの里の「みことのり」講習会終講

3月21日~24日まで開催した「むすびの里の『みことのり』講習会」が終講しました。
高校生から69歳の方まで、また、ご夫婦での参加も4組、計14名の参加をいただき終講いたしました。

今回の講習会では、日本史を「みことのり」の視点から講習しました。
日本は、万世一系の天皇をいただく世界でもっとも歴史が長い国、と言われますが、多くの方が、それを概念的あるいは形式的にとらえているのではないでしょうか。
しかし、神勅から御歴代天皇の「みことのり」を一つひとつ読めば、すべての天皇様が、皇祖皇宗の御意志を継承し、おおみたから(国民)の慶福を自らの御使命として全身全霊を傾けてきた歴史が具体的にわかります。
国民の側もまた、こうした天皇の大御心に対し、少しでも報いたいという高貴な「報恩感謝」の精神文化を持っていたからこそ、日本は君民一体であらゆる国難を乗り越え弥栄の道を進んで来れました。
このことが、参加した皆さんに伝わったことは何よりでした。
「天の下に一つの家のような国を創り為す」という神武建国の崇高な理想に向かい、一人一人が日々努力する。
できるかできないかなどという合理的な判断ではなく、それが正しいから一歩でも進めるように努力する。
これが、日本人の美しい生き方です。

また、研修期間中に、四半世紀にわたり熊野古道の整備や研究に取り組んできた「熊野古道の語り部」三石学さんの案内による熊野史跡研修も執り行いました。
私たちが気が付かずに通り過ぎてしまうような小さな歴史の遺跡を、丁寧にわかりやすくご説明いただき、参加者全員、熊野の歴史に感銘を受けました。

講習会の最後は、有志の皆さんによる「禊行」。
まだまだ、朝の気温は2度。瀬織津姫(せおりつひめ)が坐す様な大又川の速川之瀬の中で「禊」し、清く明るく正しく直き気持ちになりました。

講習会の中日には、菅家一比古先生の率いる「美し国」の皆様や、飛鳥の地元の皆様との合同懇親会も開催しました。
『むすびの里』では、このように、多くの方たちの「むすび」を創り、よりよい社会の創造の輪を広げてまいります。