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「第12回東京民草の和をつなぐ会」及び「東京荒谷流武道教室」終講

【第12回東京民草の和をつなぐ会】

今回は、前回に引き続き「日本文化の基底-家と農本共同体」についてお話ししました。
米軍占領下に日本文化の基底である家と村落共同体は解体されました。
それによって、「世のため人のため」という社会貢献を正しいこととし、そうした行為をすることに幸福を感じていた日本人は社会倫理の基盤を失いました。
そして、米国流の自己実現を正しいことと考える現代社会において、お金がなくては自己実現が達成できず多くの人々が幸福と思えない世の中になっています。
さらにいえば、他者を犠牲にする自己実現や自己承認要求は、日本では不道徳・禍事としていたのですが、今は正反対の正義だと教えられます。このこともまた真の日本人にとってはストレスとなり、いくら自己実現を達成しても米国人のような幸福感を感じることはできません。いずれにしても競争で勝ち残らなければ幸福を勝ち取れない現代社会は多くの人を不幸にする社会であり、ごく限られたマネーの勝者でさえ勝ち取った自己実現に幸福を覚えるのは短時間の持続性のないものですから、結局全員が不幸にしかならないのが、現代の社会(グローバル資本主義、新自由主義、新世界秩序、グレートリセット等)の実態です。
社会の価値基準を変えましょう。「世のため人のため」に志を立て、力を尽くし、成果を出すこと全てに幸福を感じる社会にしましょう。そうすれば全員が幸福を感じることが出来る社会になります。
家族と共に働き、世のため人のために働く会社を作り、同志と共に働くことすべてが幸福を感じるような社会をつくりましょう。
日本人に生まれて本当に良かったと思える毎日を実践しましょう。

【東京荒谷流武道教室】

今回は、午前と午後の稽古、そして間に武学を実施しました。
午前は、「総体の絞り」(中心を強く末端を和らに)について剣術と体術で稽古しました。
武学は、武道で得る体感を実社会で実践することの重要性についてお話ししました。
午後は、組太刀をじっくりと稽古しました。