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【おやじの著書「戦う者たちへ」第3版発売へ】

在庫品切れとなっていた「戦う者たちへ」の第3版が9月20日発売されます。
第3版には、「あとがき」として、自衛隊時代から現在の「熊野飛鳥むすびの里」に至る荒谷の思いや、現下のコロナ騒動に対する考えが書かれています。
是非ご覧になってください。

以下、第3版「あとがき」から抜粋。  

令和二年は、『戦う者たちへ』を出版してちょうど十年にあたる。
本書の内容は、私が特殊作戦群長だったころに群の隊員に話した内容が基になっている。
ここに書かれている私の経験から導かれた考え方は変わりないが、出版から十年の間に、さらに経験を重ね多くの人の意見を知ることで、私の考えや感性は一層深まっていった。
特に平成三十年、三重県熊野市飛鳥町に移住し、「国際共生創成協会むすびの里」を設立したことによって、思考と生活が完全に一致し、私の中の全てのエネルギーが一つの方向性をもって動き出した。
二十年以上前から、私は「百姓侍村」の設立を考えていた。日本人として生きる決断をした同志から成る集落共同体の創設である。
戦後の日本では、日本人が日本人として生きることを憲法で禁止している。
私の考える「百姓侍村」は日本人が日本人として生きるわけだから、戦後の憲法を完全に無視する本物の日本人の村になる予定だった。
当然、日本の歴史・文化・伝統を破壊しようとする勢力はそのようなことを許さず、あらゆる手段を使って潰しにかかるであろう。
そこで必然、戦いが起こる。その時こそ、日本の歴史・文化・伝統を体現する戦闘者として晴れ晴れと戦って死ぬことが夢であった。
生死の覚悟はとっくにできていたので、あとは場所を探すことだった。ところがこれはなかなか容易ではなく、関東から、東北・北陸・東海まで足を伸ばして歩き回ったが、なかなかピンとくる場所がなかった。
今から考えると「神」を感じる場所がなかったのだ。
そうこうしているうちに、時間が経ち、日本の国内状況や国際状況、そして世界の人々が抱える現代の問題と心情を深く知ることとなり、私が為(な)そうと思っている「百姓侍村」は、日本の歴史・文化・伝統の再興のためだけではなく、世界再生のために必要なことだという確信を得ることとなった。