「むすびの里」での、修学や講習会で使用する図書館兼研修室「士卒復覚塾」の壁の全面塗り替えと床の改修が終わりました。
壁は、水戸の株式会社「根子左」社長根子清さんの薦めてくれた自然素材漆喰系珪藻土「エコ・クイィーン」を地元のベテラン左官の平谷さんが塗ってくれました。
それまで、湿気で黴臭く本も弱ってしまうほどの部屋が、匂いも湿気もない快適な部屋になりました。
本当に素晴らしい効果です。根子さん、平良谷さん、ありがとうございました。
さて、「士卒復覚塾」の名前は、古事記の神武天皇東征のお話に由来します。
『神武天皇と皇軍が熊野に上陸し大和へ向かう途中、熊野の神様の気に中てられて気を失ってしまった時、天照大神と高木神の命令で建御雷神(タケミカヅチノカミ)の刀(フツノミタマ)を高倉下(タカクラジ)に高天原から降ろし、神武天皇のもとへ持って行かせた。すると、神武天皇は目を覚まし、皇軍士卒も再び目覚めた。』というお話です。
今の日本は、日本人が日本人であることを忘れかけたがために、国内外の毒気に中てられ、日本人としての問題の解決策を見失った状態のように見えます。
現代の諸々の問題を解決するためには、毒気を含んだ理屈に振り回されることなく、日本人が日本人として目覚めることこそが必要なのだと思います。
そのような思いで、「むすびの里」の学びの場を「士卒復覚塾」としました。
私は、「むすびの里」を、先に修理を終えた「韴霊(ふつのみたま)道場」で心身を錬磨し、「士卒復覚塾」で知能を啓発し、日本を救済し世界を平和へと導く人間育成の場としたく思います。