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【仲間の紹介】 坂倉正規さん

『坂倉正規』さん

初めまして

現在大分県日田市にて左官修行中の坂倉正規と申します。
出身は茨城県鹿嶋市 45歳 男性です。

熊野飛鳥むすびの里は昨日CGSの動画にて知りました。

僕は幼い頃から「良い給料をもらう為に良い大学に行く」
という教育を受けてきました。
大学受験をきっかけに「お金が人間の生を蝕む」ことに疑問を感じ
大学合格後、どうお金と付き合ったらよいのか
さっぱり分からなくなりました。

大学院を中退後 遠洋マグロ延縄調査船に2年間乗船しました。
その際「エンデの遺言 根源からお金を問うこと」という本と出合い、

「世の中お金だ」でもなく
「世の中お金じゃない」でもなく
「僕らが望む未来の為に お金と何であるべきなのだろうか?」
自分が感じていた疑問が やっと具体的になり 腑に落ちました。

そして当時 遠洋マグロ延縄船の8割は赤字
乗組員は苛酷な環境で働いていました。

このマグロ問題を乗組員の方々と語り合った結果
「結局 お金の問題だよ」
という結論に、僕らはたどり着きました。
こうしてマグロ問題は僕の問題となったのです。

下船後 僕なりの結論として
無利子の貯蓄と融資の仕組みで30年以上も存続発展してきた
スウェーデンのJAK会員銀行に注目し
イタリア人ジャーナリスト ジョルジオ・シモネッティさんが撮影した
JAK会員銀行のドキュメンタリーフィルムに 僕が日本語の字幕をつけ
誰でも見れるように youtubeにアップしました。

それがこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=XU94Gyltcjw
その経緯については 自分のブログにまとめています
https://ameblo.jp/dokomademodoor/entry-11624298477.html?frm=theme

簡潔に言えば
複利を前提とする今のお金の仕組みは
「奪い合いの人間関係」を僕らに強制している。

もし 「お互い足らないものを補い合う 支えあいの人間関係」
を僕らが望むのであれば、
複利を前提とせず その目的にふさわしいお金の仕組み
それを自分達で作ってゆく。

どこかにいる悪者を批判するだけではなくて
今ここにいる僕らで 何が出来るのか?

同じ志を持つ人たちが集う場所として
僕は「銀行」を立ち上げたい。
これが僕の人生の目的となりました。

日本の安全保障については青山繁晴さんをきっかけに
荒谷卓さん 伊藤祐靖さん の動画は全部チェックしました。
「戦う者たちへ」も読みました。

特殊作戦群の目的が平和構築 であるなら
今とは違うお金の仕組みの構築は
特殊作戦群の任務の一つとなるのではないか?

いつか荒谷さんと議論したい
と僕はずっと思い続けてきました。

僕はいつか「銀行」という手段で
同じ志を持つ人が集う共同体を自分で立ち上げたい。

その際 頭だけで考えるのではなく
手と身体でも考えたい。
お金の話をする上で
必要とする誰か、何か具体的に提供できるものを持ちたい

という思いから、建築現場で働いてきて

経済とは何か?
それは自然からお借りしたものを自然に返す営みでは無いか?
だから 自然に直接手を触れる仕事がしたい。

今僕が修行している職場では
使う土は自分で篩う
使う藁は 自分達で田んぼにて育てる
土壁の土は崩して再利用する
土は土 何年経っても変わらん
自然に直接手を触れる伝統的な営みを守っていて

この土地で真剣に生きた私達の祖先が 長い年月を掛けて
この土地で真剣に生きてゆこうとする者の為に
残してくれた 理念 哲学
それが伝統的な営みの中に詰まっているのではないか?
僕はそれを知りたい。
だから 今の職場で修行しよう と思うに至りました。

鹿島神宮に伝わる武士道の理念
それを実現するようなお金の仕組みとは何か?

地域通貨を主張して40年 ゲゼル研究会主宰者 森野栄一さん
ゲゼル研究会
https://grsj.org/
アフリカのモザンビークにて銀行を立ち上げている
僕の友人 合田真さん
https://finders.me/articles.php?id=380
そして 荒谷さんを交えた
武士道に根ざしたお金を考えるシンポジウムを
いつか開催したい

5年以上前から 一人で勝手にですが
僕は構想を練ってきました。

その荒谷さんが「共同体を作る」という話を
昨日CGSの動画にて聞いたので

何らかの形で関りたい
と僕は思った次第です。

よろしくお願いします。