むすびの里の紅梅の花一輪が開花しました。
季節としての四季は、単に春夏秋冬を毎年繰り返すサイクルではありません。今年の竹林は去年なかった若竹が勢いよく生え、落葉樹の葉は新しい若葉です。自然界のすべてが一年をかけて成長して変化しているのです。
人間も、自分自身が自然の一員としての体験を積み重ねれば、周囲の変化の中に、常に新しい発見があり、その発見を通じて自分も成長していることがわかります。日々、草木が成長するように、自然の一員たる自分も一年分の経験を積み重ねて着実に成長しています。心も身体も、決して去年の自分に戻るわけではありません。つまり、四季は繰り返されるサイクルではなく、経験という成長のスパイラルなのです。自然の変化はすべてが成長であり、自然とともに生きて成長する「学び」は豊かで無限です。