12月24日~30日の間に開催された自衛官合宿が終わり、60名の参加者全員、大きな成果を持って帰路につきました。
合宿の最後には、地域への奉仕活動として、県道52号線から七里御浜を眼下に見る長尾山に至る林道の清掃奉仕。
最後の宴は、その日の朝、熊野灘で捕れたワラサとカツオ、さらに赤倉水産のアマゴで杯を交わし、仲間の絆を確かめ合いました。
これで、国の守りは大丈夫!
自衛官合宿の中日に、大又川で禊をしました。
ここ熊野市飛鳥町小坂の寒さは厳しいですが、参加自衛官の強い希望で体の感覚がなくなるような冷たい水の中、「大祓の詞」を全員で奏上しました。
清々しい禊でした。
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何かをやろうと思い立ち、あるいは、自分が正しいと信ずることを遂行しようとしても、最初から最後まで万事うまくいくことはありません。数々の障害にぶち当たり、時には何かを犠牲にしなくては前に進めない状況に出くわすこともあります。
自分より強い相手が自分の進路に立ちふさがれば、自分の意志を放棄するか、負けを覚悟で戦わなくてはならないこともあるでしょう。たとえ覚悟ができて戦っても、その覚悟が一時の興奮であったり、他者から命ぜられたものであれば、戦いの最中に何のために戦っているのかわからなくなってしまうことすらあります。
どんな状況にあっても冷静に考え、適切な判断が下せ、身体が自由に動くようにするためには、事前に自分が守るべきものをしっかりと定め、それ以外のものは捨てても悔いのないような心境になっていることが重要です。
そんなときに役に立つのが禊です。武士が朝夕に禊をしたのは、常にそのような心境でありたいと考えていたからです。
冷たい水に身をさらすことは、自分の強さと弱さに対峙することであり、自分自身の内省につながります。自分の考えは本当に正しいといえるのか、身を削いで自問し、自らの内にある
「直霊(なおひ)」に問うのです。
「そんなつらい思いをするならやめる」という程度なら、最初からやる価値がないか、本気でやる気がないのです。
身を削ぐような冷たい水に身をさらし、「直霊」に問いかけて、自分の思いを成し遂げようとすることに確信を得たならば、迷わず毅然として実行に移します。自らの雑念を禊みそいで「直霊」を発露し、神々に近づいた心境の自分でいれば、自分はもとより、周りの人々や、時には敵対する人さえも清々しい気持ちにさせます。
『小山和則』さん
平成最後の師走に陸上自衛隊を定年退官し、愛知県大府市にあるクレーンリース会社に再就職した中年男です。残念ながら自衛隊在職中におやじ殿と勤務を共にするようなキャリアは実力的にも有りませんでしたが、今後のむすびの里への訪問滞在を通じて、今まで自分に備わっていなかった日本男児として本来の生き様を発見・学習し、本活動のお仲間の皆様と価値観を共有する事ができれば幸いです。
まずは同胞型の仲間から申請したところ、速やかなご承認を頂き、誠にありがとうございます。生活状況が許せばステップアップも考えて行きます。
若輩者ですが、何卒よろしくお願いします。
プロフィール写真は、むすびの里を訪問滞在した際、米国陸軍士官学校から留学中のキアナ候補生が撮影してくれました。