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カテゴリー: お知らせ

ホームページの更新について

最近のホームページ更新についてお知らせします。

施設紹介に写真を補充しました。
施設写真を数枚ずつ配置したのでご覧ください。

◯仲間専用ページのリンクを設置しました。
メニューに仲間専用ページのリンクを作りました。
仲間の皆さんは、メニューから選択してログインしてください。

◯トップページのメッセージを更新しました。
おやじのメッセージを更新しています。
近日中に動画にしたものを公開する予定です。

よろしくお願いいたします。

以上

「おやじについて」のページに、CGS 対談 神谷宗幣 荒谷卓 【第140-2回】『お金にはかえられない価値を見出す、「むすびの里」』の動画を追加しました

※3/16更新 【第140-2回】分追加
※3/12作成 【第140-1回】分追加

おやじについて」のページに、CGS 対談 神谷宗幣 荒谷卓 【第140回】の動画を追加しました。

昨年末に続いて2回目、むすびの里代表として初めての対談です。

昨年1回目の対談動画のリンクも掲載しておりますので、合わせてご覧ください。

シェアなどご協力お願い致します。

以上

むすびの里武道教室スタート

むすびの里武道教室は、3月6日(水)からスタートしました。

稽古初日、雨の中、子供クラスと大人のクラスそれぞれに、入門希望者と稽古体験希望者がおいでくださり、誠にありがとうございました。

稽古は以下のとおり開催していますので、ぜひ多くの方にご参加いただきたく存じます。

毎週水曜
15:30~16:30 子供武道教室
17:30~19:00 大人武道教室

前日の演武会の様子は、吉野熊野新聞(3月9日)に掲載されました。

以下、「サムライ精神を復活せよ」の第2章「中心と循環と産霊(むすひ)」より抜粋

「欧州の人々は、合気道のような他人を傷つけない武道、敵に戦いを放棄させるよう促す鹿島神流の技や『活人剣』という考え方が存在することに驚きます。」
これは、欧州の武道家の言葉です。私自身も、いろいろなマーシャルアーツを訓練しましたが、その目的はすべて「殺傷」です。
これとは反対に日本武道の究極的な目的の一つは、相対する者どうしが、お互いの戦意を鎮め、共生の道を探ることであると私は考えています。
もちろん武術としては相手を倒し、殺傷することのできる技術を修得するわけですが、その目的は相手を殺傷し排除することではなく、敵対行為を無力化し、敵対した者さえ包容同化して共生の道を示すことです。つまり、武術で相手の敵愾心を払うのです。
こうした考えの前提には、森羅万象が一体として生成しているのだから、共に助け合いながら生きる道を創造するという神道的思想が存在します。対立状態は不自然で、共生状態こそが本来の姿だという考えです。
仲の良い夫婦や親子であっても喧嘩をするように、本来は仲の良い人々が、一時的に対立状態になることはよくあることです。しかし、それがエスカレートすると根深い対立関係になることもあります。心に対立する気持ちが生じたなら、少し自分の気を鎮めて、本来の「和する」心に戻せればよいのです。
日本武道は、「戦い」という究極の対立状態の中でさえも、共存共栄する関係に回復できるという強い信念の上に成り立っています。

人間にとって、産霊(むすび)は宇宙本来の活動の一端を担う重要な行為です。男女が結ばれて新たな生成の担い手となる子供を産むことは、家族だけではなく、社会全体、地球全体、そして宇宙全体にとって大変めでたいことで、みなで祝います。
もちろん子供を産み育てることだけが、人間の生成活動ではありません。私たちの生成活動は、形而上から形而下のいたるところに存在します。日常的なことでいえば、自治活動、教育や助成、自然環境の健全化、食べ物の生産、社会奉仕活動への参加、人々の暮らしを助けるノウハウや物づくりなど、さまざまな社会活動に関わることも生成活動の一つです。
生成活動で最も大事なことは、産霊の意志です。人間の活動は意志によって引き起こされます。その中でも、「意」を「宣(の)る」「祈り」は、人が創り出す最も強い意志エネルギーです。本来の言葉の意味は人々の祈りは社会や自然までも変える強い力です。一人ひとりが、よりよい世界を創ろうと祈ることが産霊の原点です。
たとえ平凡な人生であっても、それぞれの場所と立場で、このような産霊の祈りと活動を実践することこそが、人間として本分を尽くしたと言えるのです。
武道においても、産霊の考えが生きています。剣と剣を斬り合わせることを、「斬りむすび」と呼びます。
この発想は、斬り殺す、つまり相手を斬って殺傷するという考えとは正反対のものです。「斬りむすぶ」とは、相手の太刀のすさまじいエネルギーを、自分の太刀のエネルギーに同化し、一瞬で一体化することです。そうすると、剣は跳ね返されずに相手の剣にくっついたような状態になります。この技を「続飯(そくい)」と呼びます。続飯して一体化した相手の剣と剣を持つ相手の身体を自分の中心力でコントロールできれば勝負は決します。
ここに相手との生死をかけた戦いの中にさえ、敵味方が結び合い、共生による道と思想があるのです。
戦いは、意思と意思の対立によって生じます。人間どうしの意思のギャップが戦いを産むのです。これは、自然も同じです。気温差が大きい寒気団と暖気団が接触すれば嵐になり、海と陸のプレートにひずみが生じれば地震が発生します。
大事なのは、自然界の嵐や地震は、双方に生じたギャップを平準化・沈静化するための作用だということです。決して、寒気団が暖気団を打ち負かして勝利するとか、太平洋プレートが大陸プレートにへし折られて敗北するというものではありません。嵐のあとは大気が最も安定したよい天気になります。巨大な地震のあとは、プレートのストレスがなくなり、安定期に入ります。
そうであれば、やむなく武器を手に戦った相手であっても、そのあとは共栄共存の道を探ろうとする態度が重要です。それが武道の「むすび」の思想なのです。
武道が単なる戦闘の技術を教える格闘技と異なるのは、こうした思想が根本にあるからです。相手を殺傷し破壊するだけの戦いであれば、社会全体が荒廃してしまいます。
平和時における創造だけではなく、戦時おける創造をも求めるところに武道の精神哲学があるのです。
宇宙は一体として生まれたのだから、本来は全体が一つになって、よりよい世界を創造するため生成活動を行なうべきものであるという神道の考えがあるからこそ、武道は、敵さえ包容同化し、一体となり、共生する道を目指すことを理想とするのです。

「サムライ精神を復活せよ」の動画にドイツ語字幕を追加

「サムライ精神を復活せよ」の動画に、ドイツ語字幕を追加しました。

字幕を見る場合は、動画下の設定ボタン(ネジのマーク)で字幕言語を選んで、その横の字幕ボタンを押してください。

字幕製作はEdith Schmidtさんと渋谷順子さんです。
https://www.ann-greenvoneifel.de/

どうもありがとうございました。

以上

「サムライ精神を復活せよ」の書評

月間日本」(http://gekkan-nippon.com/)の書評「編集部が進める1冊」に編集長の坪内隆彦さんが記事を書いてくれました。

また、メルマガ「軍事情報」(https://www.mag2.com/m/0000049253.html)を主宰しているエンリケさんが、以下のような書評を書いてくれました。

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こんにちは、エンリケです。
「命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るもの也。此の仕末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり」
西郷南洲が山岡鉄舟を評したとされるこのことばが、本著を読んだあと、全身を包みました。
本気の覚悟からにじみ出る迫力に圧倒され、胸を打つ言葉が身体中にしみわたってゆく読後感は、ごまかしを含まぬホンモノの著者でないと味わえない至上の愉悦です。
世界の人々は日本を求めています。砂漠で遭難した人が水を求めるように日本の再登場を待ち望んでいます。
しかし、そのことに最も気付いていないのが日本人です。
この巨大な矛盾の背後にあるのは、明治以降今に至るも継続して行われている「欧米啓蒙教育」による日本人の非日本化です。
わが古いこと・もの・できごとはすべて悪いと洗脳され、日本の真の価値、日本の真のすばらしさを世界でもっとも知らなくなったのがいまの日本人です。
何と皮肉なことでしょうか・・・
「日本を取り戻す」
安倍総理が政権奪還時に掲げた幟です。
このとき「どんな日本を取り戻すのか?」という極めて重要なポイントを指摘していたのは、私の知る限り、日下公人先生しかいませんでした。
個人的な思いですが、この本は、その問いに建設的に取り組むことのできる貴重な書と感じます。
明治以降わが国は一貫して「欧米啓蒙教育」の下、祖国日本の価値観を軽視する風潮に包まれてきました。
日本神話や日本の古典、過去の国史から学ぶ、と言おうものなら
古い
役に立たない
不合理
軍国主義
怖い
キモい
時代錯誤
などなど、「問答無用」で切り捨て、「無言の圧力」を加えるのが、いまのわが国の風潮です。
海外にいればこの異常さはすぐわかるのですが、国内にいると、全く見えない。
支那がどう、朝鮮がどう、アメリカがどうといろいろいわれますが、けっきょく、日本人からどんどん削られているのは、一貫して「目に見えない日本の大切な価値観」なのです。
その人の中に「日本」が少ないほど日本人として優秀、と評価される風潮があるんですね。
「日本」が単なる記号になってしまうと、「日本」は、生命感・躍動感あふれるイキイキした価値観そのものではなくなります。
そんな日本になったら、軍事も防衛も安保も政治もクソもありません。
すでにその風潮は、スポーツの世界や文芸の世界に顕れています。
今わが国が、文明レベルで滅亡に向かうギリギリの瀬戸際状態にあることは間違いないと思います。
そんななか出たのがこの本です。
日本とは何か?
日本人とは何か?
日本社会とは何なのか?
日本の武とは何か?
日本人の価値観とはどういうものか?
大和魂とは何か?
大和心とは何か?
日本人は何を大切にしてきたのか?
という「日本文明の核」に関する問いに答える書です。
日本を取り戻すよすがになる書です。

共同体・武道というキーワードを通じて、イデオロギーとは無縁の場所で、「「日本」とは何か?」が、「感覚的・理論的・徹底的」に解説されており、類書とは隔絶したレベルに立っています。
「日本」にイデオロギーは似合わない。
ことを、この本ほど感じさせてくれるものはありません。
わが国を代表する「「日本」を知る書」と言って差し支えありません。
個人的に興味を惹かれたのは、
80~83ページに書かれているCERNでの話です。
世界最先端の素粒子物理学理論が明らかにしつつある宇宙創造の原理と、わが神話が描いている内容の不思議な関係が記されています。
また、<プレーヤーはルールメーカーにかないません>(P219)
<武道もグローバル化した途端に日本文化としての性質を失いました>(P219)
といったことばで解説される
「グローバリズム」に関し、他では例を見ないホンネが語られています。見逃せません。
「勝者によるルール作りで世界が管理されることがなにを意味するのか?」も・・・
「自由」をめぐる記述も実に新鮮です。
「目からうろこ」になる人が続出するはずです。

では、この稀有な「「日本」を知る書」の内容を見ていきましょう。
□目次
はじめに 1
第一章 学び─自分の成長を実感する 10
身体を使って学ぶ 10
すべてが一体となって成長する 17
心が通じれば戦意は鎮まる 27
内省と感性を磨く 30
武道における学び 40
鹿島心流の「五か条の法定」49
少数の者だけが利益を得る社会 56
個人主義はなぜ生まれたのか 66
自然に順応した生物が進化する 69
集団的な学びの実践 74
第二章 中心と循環─産霊の思想 79
宇宙の生成と日本の神話 79
産霊(むすひ)の思想 86
神々と一体になる 91
和する心を取り戻す 97
神道の死生観 102
身体の中心「丹田」と精神の中心「肚」107
公共のために使う武力 113
時を超えて生きる 118
第三章 強さと道義、そして礼 124
武人の強さとは何か 124
和する強さ、助け合う強さ 128
武の神が示した精神 136
神々の共存する社会 141
礼を重んずる日本武道 146
歴史にみる日本の礼 150
変質する日本人 158
いま日本人ができること 163
第四章 伝統精神を継承する 171
自由とは何か 171
日本人が築いた自由 182
和する「自由」を再び 195
伝統精神の継承と新たな創造 201
伝統を見失った現代人 206
人類の伝統を統合することこそ真の平和 209
第五章 和する社会を取り戻す 215
自由競争原理に蝕まれた社会 215
共生文化と共助社会 221
日本建国の理念と継承 236
稲作と共生共助文化 246
調和と均衡 249
武道における利他的精神 256
和する社会の再構築 265
和の共助体を作ろう 270
おわりに 274

おわりに(一部)
< 私が「武士道」から学んだことの一つは、己の死をリスクと考えず、受容することでかなりの自由が得られるということです。
自らのことは自らの責任で主体性を持って対応する気概と知恵を身につけるということです。
さらに主体的価値観と規範の確立を「武士道」から学びました。
戦後の啓蒙教育の義務化により、子供たちは外なる価値観に服従するように教育されて育ちます。そして、携帯電話、スマートフォン、ロボット、AIなど次から次に新しい情報機器が開発された結果、現代人は情報過多にさらされ、主体的な価値基準を身につける余裕すらありません。結果的に、その情報がフェイク(うそ)だとしても、情報を管理する側の言い分が通り、特定の人が社会秩序を形成できる専制支配が可能となります。
戦後の日本は、対外政策は米国の言いなりで、自国の憲法すら自分で決めることを放棄し、与えられたルールの中でうまく立ち回るプレーヤーとして自己規定しているように見ます。しかし、所詮プレーヤーは、ルール・メーカーの手のひらで踊るだけです。
市場の自由競争を、単なる経済活動の一つとして、経済政策だけで勝負したところで勝ち目はありません。自由競争とは、軍事力も含むあらゆる力を自由に行使してルール(法秩序)を作った者が勝つ仕組みなのです。
良い悪いではなく、「武」を持たない政治・経済に秩序の構築は不可能です。
ここでいう「武」とは、自らの思考と行為に関して主体的に規範を確立する気概と実力のことです。「武士道」が、武士という社会階層がなくなっても存続し得るのは、その精神が従属的ではなく主体的だからです。
社会的に与えられた地位に関係なく、自ら価値・規範を確立し、それを実践するところに「武士道」の最も大事な教えがあるのです。
とはいっても、自らの人生を全うする価値・規範を主体的に確立し実行するには勇気が必要です。武士道精神とはそういうものです。>

いかがでしょうか?
明治以降の欧米啓蒙教育のためか、明治以降の教育を受けた人から、わが国発の世界的な言葉が生まれていません。
日本的価値観は欧米より劣っており、愚かだから、と無言のうちに、無意識で思い込まされているからです。
世界史しかり、文学しかり
問題は、大東亜戦争以降云々で済む話じゃない気がします。
なぜ世界各地からわが国に人が集まってくるのか?
その理由を日本人だけが知らない、わからない。
そんな日本人から卒業したい人は、必読でしょう。
世界が再登場を求めているわが国が、ふたたび油断して、亡国の淵を迎えぬためにも、いま必要なのは、サムライ精神という名の「日本古来の価値観」を日本人が取り戻すことだと思います。
そのための格好の書がこれです。

追伸
荒谷さんは、南紀熊野に移られました。
理由はこの書に描かれています。
荒谷さんが、お仲間とともにこれから進む道は、真の日本を取り戻す「信念の道」です。
心から応援しています。
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お二人とも、身に余る評価、ありがとうございます。