2月2日は、熊野の世界遺産「花の窟神社」のお綱掛け神事。
日本書紀に紹介されている伝統神事に仲間の皆さん20数名と一緒に参加しました。
神と人との一体感、時間を超えた祖先との一体感、自然との一体感を感じ取れる貴重な神事でした。
我国は 神の末なり神祀る 昔の手ぶり忘するなよゆめ(明治天皇御製)
日々の生活雑記
1月18日~19日、ニュージーランドの旅行番組テレビ製作チームが、「むすびの里」で日本の文化等を紹介する番組の取材をしました。
番組の案内役リス・ダービーさんは、ハリウッドの映画俳優で「ジュマンジ」等に出演しています。
「むすびの里」では、大又川での禊行、飛鳥神社参拝、荒谷流武道稽古、熊野の人々と食事を共にしての交流等を撮影しました。
東京オリンピックの年、海外では日本の紹介番組制作ラッシュのようですが、日本の伝統文化を正しく伝えたいものです。
畑の日照時間を改善するため、自治会長の花尻さんに手伝ってもらって檜を九本伐採しました。
日の光を浴びた畑のえんどう豆、大根、人参、玉葱、ニンニク、ホウレンソウ、小松菜、白菜、キャベツ、ブロッコリは元気に育っています。
今年は秋までに、メロン、ウリ、カボチャ、ナス、ピーマン、パプリカ、オクラ、キュウリ、トマト、落花生、里芋、さつま芋、きくいも、生姜が収穫できました。
自分で作った野菜は本当に愛おしく美味しいです。
自分が生きる土地で育った食べ物を食するのが一番の健康法。
土地では育たないものを食して作った身体は、その土地にはなじみません。
心も身体もその土地と一体化した時、本物の生きる力が沸き上がります。
その土地の自然風土、産土神達(土地のエネルギー)、歴史と未来、祖先と子孫、全ての生き物と一体となって生きる人々が在所共同体です。
その土地の歴史を継承し、未来を創造するため、その土地の生命活動に加わり、全力で生を全うしようとする人々です。
在所共同体の生命活動は、人間が地球そして宇宙の生命活動に参画するものです。この在所共同体があっての国家、そして世界です。
人と人の出会いの中から創造が生まれていくことを祈って、「熊野飛鳥むすびの里」の運営を始めて1年が過ぎました。
これまでに、仲間は150名を超え、交通の不便な場所にもかかわらず「むすびの里」を訪れてくれた人は600名を超え、数々の新しい出会いがありました。
心から感謝いたします。
今は、元バドワイザー・ジャパンの会長で現在「サムライ塾」を主宰する近藤隆雄さんと、シルク・ドゥ・ソレイユのMathieu Chouinardさん、そしてモスクワの仲間ターニャ(モス
「むすびの里」で寝食を共にしていると、会話以上の繋がりと未来への創造を感じます。
私たちが思い描く未来を実現するためには、1人1人が強い意志をもって、多くの人と心を一つにすることが大切です。
他に依存せず、自立して、心を一つに自然との調和を実現すれば、夢は実現するでしょう。
11月3日は、飛鳥町飛鳥神社の例大祭でした。
飛鳥町は6つの区から成り、お祭りでは、夫々の区の御幣を飛鳥神社に奉納し、神恩感謝の祝詞を捧げます。
飛鳥に移り住んで、僅か1年の私が、小阪区の祷屋(とうや)として、御幣を奉納する大役を仰せつかりました。
祷屋は、祭りの日まで御幣を預かり、酒肴の準備をして当日の朝を迎えます。
祭り当日は、朝の6時から自宅の酒肴会場で本郷の皆さんと、御神楽の到着を待ちます。
御神楽の到着次第、修祓をして酒宴開始。2時間近く飲んだ後、御神楽の獅子舞をしてもらいます。
その後、御幣を先頭に、他の区の御幣、子供御輿と合流して飛鳥神社へ。
厳かな神事が執り行われた後は、舞の奉納、獅子舞の奉納と続きます。
祭りの締めは、餅まき。
神様からのおさがりの段ボール50箱ぐらいの餅とお菓子を分かち合って、それを食すことで、みんなが神様と一体となって祭りが終わります。
本郷の皆さん、小阪の皆さん、飛鳥の皆さんそして飛鳥神社の神々と一つに成れた素晴らしい体験でした。
ありがとうございました。