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カテゴリー: 日々

日々の生活雑記

新しい世界を思いながら夏野菜の植え付けをする

田植えも終わり、田んぼの仕事は朝昼夕の水の管理とひと段落。
時間ができたので、畑に夏野菜を植え付けました。
先ずは、草刈り、耕し、石灰と肥料をまいて、畝を作り直してようやく種まきと苗の植え付け。
落花生、さつま芋、枝豆、ほうれん草、セロリ、カボチャ、メロン、スイカ、トマト、ピーマン、茄子、唐辛子、里芋、胡瓜と色とりどり。
ちょっと前に植えたジャガイモも芽が出てきました。

収穫を待つ玉葱、ニンニク、ラッキョウ、春キャベツ、イチゴも順調に育ってます。

自然から頂く恵は豊かです。
一人ひとりが、自然の成長を育む仕事に精を出せば、自然は人々を生かすだけの恵みを分け与えてくれます。

天地自然の中では交換価値という資本主義的な尺度は見当たりません。その土地の自然の一部として、人間が自然の生命活動に加わり、働きかけたことによってもたらされる豊かな恵みを分け合えば十分に生きていけます。

人間が社会生活を持続的に続けるためには、その共同体社会を自然風土の上に打ち立てるしかありません。自然風土とは個々の生命活動の総称であり、相互に深く結びついているので分割できません。
ですから、土地を分割して人間が所有することは、それだけで自然風土を破壊します。

個々の生命活動は人間が規定するような権利に基いているわけではありません。それは、自然全体の創造と成長活動の表れであり、生まれてくる個々の生命は、全体にとって有用だから生きています。自然に不要で適合できないものは必ず自然によって淘汰されます。

コロナ騒動で壊れるような脆い社会構造からは豊かな未来は生まれません。

皆さん、一人一人が未来を創る責任者です。

その土地の自然風土、産土神達(土地のエネルギー)、歴史と未来、祖先と子孫、全ての生き物と一体となって生きる日本の伝統的在所共同体こそ、人間本来の歩むべき道ではないでしょうか。
その土地の歴史を継承し、未来を創造するため、その土地の生命活動に加わり、全力で生を全うしようとする在所共同体の生命活動は、人間が地球そして宇宙の生命活動に参画するものです。

この在所共同体から成る国家、そして世界を創造しませんか。

田植え3

桜の最後は八重桜が満開のころ。
今日は、残りの三反分にコシヒカリを植えました。
産土神様、本郷や仲間の人達の力添えを頂き無事に田植えができました。
心より感謝申し上げます。

昨年来、休耕田を8反分耕し、青々とした田んぼに復活できたことは言いようのない喜びです。
市場経済から離れ、人間本来の生き方に立ち返ることは、とても気持ちがいいことです。

コロナ騒動で社会活動がすべて規制され1人1人が孤立して、コロナの死亡率以上にコロナ対策での死亡率が高くなるような状況になってきました。
為すすべもなく助けを待つのではなく、自立して生きていけない生き方を見直す良い機会だと思います。

何もすることがなくなった人は農業をしましょう。
日本にはいっぱい休耕田が残ってます。
日本国土を豊かな田畑に戻していきましょう。

田植え(その2)

今日は雨の中、4反分の田んぼにアキタコマチを植えました。

本郷の花尻さんが田植え機で加勢してくれました。

桑原さんや滝爪さんも応援に来てくれました。

仲間の宮平君、中井さん、完太郎君は泥だらけで手伝ってくれました。

途中から雨脚が強くなりましたが、皆さんのおかげで前段の田植えが終了、後段は23日(木)、残りの3反分の田んぼにコシヒカリを植えます。

田植え

自然の営みにあわせて生きる伝統的日本文化。
私はそこに身を置いて生きることにした。
今は田ごしらえに精を出し田植えに備える。

朝から日が暮れるまで泥田の中で仕事をする。
お金を得るための仕事ではなく、自然とともに生きる仕事は楽しくて気持ちよい。
里の長老から仕事を教えてもらい、仲間が手伝ってくれる。
誰かが困れば周りが助ける。自分一人で生きているのではない。
天に生かされ、自然に生かされ、周りの人々みんなに生かされている。
周りの人々みんなに感謝し、自然に感謝し、天に感謝し恩に報いるように生きる。
そのような社会を創るために、まず自分でそれを実践する。

グローバル資本主義のリスクと脆さが露呈したコロナ騒動。
移動が制限され、流通も途絶え、お金が回らなくなるとコロナに感染して亡くなる人より、生活難で亡くなる人が増える。こんな危うい世界をいつまで続けるのか。
インバウンドに頼らなくてはいけない社会である限り、このようなリスクは何時でも外からやってくる。
夫々の地域社会が自立して生活できれば、人の移動も少なくて済むし、流通も必要ない。お金がなくても地域の生産物で生きていける。地域の外に依存して生きる必要などない。
これを機会に、世界の構造を「自立した地域からなる共生社会」へと転換するべきではないか。
金を稼ぐために使うエネルギーを、地域社会で生きるのに必要な生産のために使う方がよい。
それは今すぐできることだ。

花の窟神社お綱掛け神事

2月2日は、熊野の世界遺産「花の窟神社」のお綱掛け神事。

日本書紀に紹介されている伝統神事に仲間の皆さん20数名と一緒に参加しました。

神と人との一体感、時間を超えた祖先との一体感、自然との一体感を感じ取れる貴重な神事でした。

我国は 神の末なり神祀る 昔の手ぶり忘するなよゆめ(明治天皇御製)

冬野菜

「むすびの里」の冬野菜は豊作でした。
大人数の合宿や講習会、勉強会の食事に大活躍!

ブロッコリは今日が最後の収穫。キャベツと白菜ももう僅かです。

大根、人参、ホウレンソウ、小松菜はまだまだたくさんなってます。
玉葱、ニンニク、エンドウ、春キャベツはこれから。

天地自然の恵みは心も体も豊かにします。
心から感謝です。

ニュージーランド旅行番組テレビ製作チーム訪問

1月18日~19日、ニュージーランドの旅行番組テレビ製作チームが、「むすびの里」で日本の文化等を紹介する番組の取材をしました。

番組の案内役リス・ダービーさんは、ハリウッドの映画俳優で「ジュマンジ」等に出演しています。

「むすびの里」では、大又川での禊行、飛鳥神社参拝、荒谷流武道稽古、熊野の人々と食事を共にしての交流等を撮影しました。

東京オリンピックの年、海外では日本の紹介番組制作ラッシュのようですが、日本の伝統文化を正しく伝えたいものです。

百姓侍

本日(1月10日)、ようやく中古トラクター(21馬力)を買いました。

今年は、本郷の休耕田を含む七反分の田んぼのお米づくりです。

長老の指導を受けながら、本郷の里を、徐々に昔ながらの黄金色に輝くたんぼに復活させます。

修理固成(生産創造)に関わりながら日本を守る、念願の「百姓侍」として頑張ります!

庚申大明神祭

熊野では、各部落ごとに庚申さんがお祀りされています。
1月3日、飛鳥本郷の庚申さんのお祭りが斎行されました。

帰省している若い人たちも参加して賑やかにお祭りが執り行われ、最後は恒例の「餅ほうり」。

このように、それぞれ土地の産土神様を大事にしているからこそ八百万神の国日本があります。
これを疎かにしては、天皇の祀りも日本の文化もなくなります。

土地の神々を大切にしてこその日本です。

そして、それぞれの土地の文化を尊重する日本の伝統慣習こそが、真に世界を平和に導く道だとおもいます。

禊歌
とおつ神 かためおさめしおおやしま 天地共に永久に栄えむ