10月15日~22日の間、ロシアの友人が武道の教え子の子供4人を連れて「むすびの里」に滞在しました。
私は、この10年間、武道を通じて日本文化を世界の人々に伝えてきました。
ロシアでは、モスクワを中心にサンクトペテルブルグからウラジオストック迄20程の道場生に武道を指導しましたが、その中の12個の道場を束ねる団体の代表であるウラヂスラブさんとモスクワで青少年の育成に専念するヴァシリーさんが、今回、「むすびの里」を訪れてくれた10年来の友人です。
彼らは、武道だけではなく、神道を基礎とする日本の伝統文化に対し敬意と強い関心を持っています。
そして、今回は、「むすびの里」の掲げる共生共助の社会を世界に広げる活動に賛同し、協力して発展させるために訪れてくれたのです。
彼らは、花の窟神社、速玉大社、神倉神社、楯が崎、鬼が城等を訪れ、また、飛鳥本郷の里を散策して、地域の人々と食事を共にし、熊野の自然と伝統文化に深い感動を覚え、「ここには、本物の日本が存在する」と言ってくれました。
また、滞在中に300ミリを超える大雨に遭遇し、大又川があわや氾濫かという状況下、武道場の畳上げや裏山の苔沢の水流工事を泥だらけになって手伝ってくれました。
本当にありがとうございました。
彼らと共に、日本とロシア、そして世界の人々が、夫々の文化と伝統に敬意をもって協力して発展させることに力を尽くしたいと思います。