9月7日(土)、第7回目の勉強会では、「金融」について松尾雄治さんにご講演頂きました。
実体経済の300倍ものマネーが、毎日賭博のように運用されている市場の実態と、そんなリスクの高い市場に国民の財産を放り投げている日本の実態についてわかりやすくお話しいただきました。
冷戦の終結とともに、世界は新自由主義(市場原理)を世界秩序として動き出しました。同時に、日本は、米国にとって対ソ戦略上の役割がなくなり、長期投資の草刈り場と化しています。
日本にとっての現実的最大のリスクは、中国でも北朝鮮でもなく、市場と米国であるということがよくわかりました。
金融・経済、安保・防衛等あらゆる面で対米自立こそが日本の課題であり、そのためには日本人が日本の伝統文化に立脚した思考と行動をとらなくてはなりません。
特定の文明が世界を支配するという文明論の時代は終わり、それぞれの地域に根差す伝統的文化を尊重しあう世界を創るときが来ました。
「むすびの里」は、世界の人々が自然とともに睦合える世界創りのため頑張ってまいります。
なお、講演の内容は、仲間の皆様に限定して配信いたします。